三栄書房

三栄書房70周年特集

三栄書房誕生

終戦から2年経ち、少しずつ復興への『希望』を感じる時代に、戦前から発行されていたモーターファンを復刊させるため三栄書房は誕生しました。今でこそファッションなど自動車以外のメディアも多く手がけていますが、起業から70年を経て、いま一度原点であるモーターファンの歴史をバックナンバーで振り返ってみたいと思います。どうぞお付き合いください。

1947年

モーターファン
 12月号戦後復刊1号

戦争の影響で休刊となっていたモーターファンが復刊。当時はまだ業界紙であった。発行は三栄書房の前身となる自動車通信社。残念ながら誌面は三栄書房には残っておらず、表紙写真は豊田市中央図書館よりお借りしたもの。

1952年

モーターファン
 10月号 三栄書房に社名変更

社名変更によりこの号より現在の社名である三栄書房となった。当時本社が所在していた東京・新宿区の三栄町が名前の由来だが、その以前にも社名を変更しておりこの時の社名はモーターファン社であった。

1953年

モーターファン
 7月号 ロードテスト開始

のちにモーターファンの代名詞とも言えるロードテスト企画はこの号から始まった。当時の交通の中心はまだまだ2輪車であり、記念すべき第1回目は「キャブトン」。識者を中心に行われたロードテストの結果は座談会形式でまとめられた。

1962年

モーターファン臨時増刊
 オートスポーツ スズカ・レース特集号

今も続く三栄書房の看板雑誌「オートスポーツ」はモーターファンの臨時増刊として誕生。竣工したばかりの鈴鹿サーキットを舞台に「第1回全日本選手権ロードレース大会」を特集。2日間で27万人を集めたことからもモータリゼーションへの関心の高さが垣間見える。

1965年

モーターファン
 1月号 NSUバンケルロータリーロードテスト

60年代当時は外国車に触れる機会が少ないうえに、日本初のロータリーエンジン車のロードテストということで大いに話題を集めた。雑誌の企画に留まらずメーカーの技術者、大学の先生など多く参加が集まり、さながら勉強会の様相を呈していた。

1968年

モーターファン
 5月号 レーシングカーショー開催

1966年に富士スピードウェイがオープン。国内のモータースポーツ熱の高まりを受けて東京オートサロンの前身とも言える「第一回 東京レーシングカーショー」を開催。80台あまりのマシンを展示。レーシングマシン見たさに東京晴海の会場へ多くの青少年が詰めかけた。

1972年

モーターファン
 3月号 カーオブザイヤー

日本カーオブザイヤーの始まりはモーターファン300号記念の企画だったことはあまり知られていない。選考委員が候補車両を選び、読者投票で決定しており、授賞したクルマへ投票した読者へそのクルマをプレゼントするというかなり太っ腹な企画であった。

1981年

モーターファン臨時増刊
 ニューモデル速報第1弾 トヨタ・ソアラのすべて

いまや通巻560号を超えるニューモデル速報シリーズもモーターファンの臨時増刊として誕生した。当時としてはかなり珍しいオールカラーで話題を集めた。

1984年

Motor Fan
 10月号 フルモデルチェンジ

80年代に入り、豊かな時代の波が押し寄せる。より洗練された誌面構成を目指しAB判からA4判へ大型化、さらにタイトルが英字になった。当時話題の4WDアウディクワトロの透視図を掲載して読者を魅了。

1996年

Motor Fan
 7月号 休刊

復刊から50年。時代が変わりかつては枝葉であったニューモデル速報やオートスポーツ、オプションなど、よりニッチな誌面に読者の嗜好がシフト。日本のモータリゼーションに寄与する使命は果たしたとしてモーターファンはこの号をもって休刊となった。

2016年

Motor Fan
 Vol.1

21世紀の視点でモータージャーナリストがジャッジする総合自動車誌として20年の空白期間を経て復活。戦前に誕生してからモーターファンは幾度も形態を変えながら90年目を迎えた。

戦前のモーターファン

三栄書房が誕生する20年以上前「モーターファン」は創刊されたが、第二次世界大戦の物資統制でやむなく休刊となる

時代とともに

敗戦ですべてを失った日本。まだ混乱が収まらないなか、産業復興の一助となるべくモーターファンは復刊された

ライバルと共に

グラフィカルな誌面構成のライバル誌レーシングオン創刊に衝撃が走る。その直後、日本に空前のF1ブームが到来した