「'68 日本GP」
ビッグマシン時代の到来 ―怪鳥ニッサンR381羽ばたく
日本のレースの興隆期に、T.N.T.(トヨタ、ニッサン、タキレーシング)という、強豪ワークス2社vs強豪プライベートという図式で戦われた1戦。前年出場しなかったトヨタはトヨタ7を持ち込み、それを新型R381で迎え撃つニッサン。プライベートの意地を懸け、ポルシェとローラで乗り込んだタキレーシング。魅力的な大排気量車が繰り広げた接戦をファンは期待、注目は高まった。
決勝は万全の体制で臨んだニッサン勢がレースを支配、北野元が完璧な勝利をおさめた。