日本の名レース100選
Vol.010 '91 SWCオートポリス
2006.05.25
不定期刊
定価1026円 (本体価格933円)
ISBN:4779600162
「1991年SWCオートポリス」
九州オートポリスでの幻想―グループC世界選手権の一頂点
最終戦までチャンピオン争いが続いた91年のSWCはジャガー、プジョー、メルセデスが一歩も退かない三つ巴戦となった1戦である。後日F1で頂点を極めるミハエル・シューマッハーがメルセデスC291を駆り、世界選手権レースでの初最終戦までチャンピオン争いが続いた91年のSWCはジャガー、プジョー、メルセデスが一歩も退かない三つ巴で争われた1戦である。このレース、同年ル・マンを制したマツダ787BやトヨタTS010、ポルシェやスパイス等世界を戦うマシンにJSPCを戦うマシンが加わるバリエーションに富んだマシンやケケ・ロズベルグ、デレック・ワーウィックを始めとした元F1パイロットや各カテゴリーのチャンピオンクラスが多数参戦した。その中にメルセデスC291を駆るミハエル・シューマッハーがカール・ベンドリンガーと組みメルセデスジュニアチームから参戦。シューマッハは予選6位から1周で3位迄順位を上げると、No.6プジョーのストップで2位に浮上、トップのNo.3ジャガーの追撃を開始した…。
開催サーキットは大分県のオートポリス。阿蘇の外輪山に位置するこのサーキットはバブル全盛の90年10月にオープン。このレースは初のビッグイベントとなった。(その後92年同サーキットの運営会社は倒産。消滅の危機を乗り越え、現在に至る。)