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モーターファン別冊 インポートシリーズ
ジャガーXJのすべて

2010.04.30
不定期刊
定価802円 (本体価格743円)
ISBN:9784779608766

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モーターファン別冊 インポートシリーズ
ジャガーXJのすべて
~~OUTLINE of JAGUAR XJ~~

1968年の初代XJ登場以来、最大級のビッグチェンジ。第四世代と考えられる新型XJの登場を、そう称することに異論はないだろう。

見るものにそれを強く印象付けるのは、デザインディレクターを務めるイアン・カラムの才能が遺憾なく発揮されたスタイリングだ。ボディサイズこそ先代とほぼ同等ながら、そのシルエットは完全に新しい。XJのアイコンだった「丸目4灯」を廃止して、上下に厚みを増したメッシュグリルとシャープな横型ヘッドライトからなるフロントマスクは、ジャガーの新しいデザイン言語を最も象徴する部分。現行XKから始まったデザイン革命の集大成が、この新型XJなのである。

後姿もまた、掛け値なしに美しい。余分な虚飾を配することで、LFDテールランプの繊細な造形(ジャガーが爪で引っかいたような縦溝が刻まれている)がいっそう際立っている。ドイツのライバル勢がどこか威圧的な雰囲気なのとは対照的だ。

インテリアに目を向ければ、そこにも斬新な空気が満ちているのが分かる。本木目やレザーといった高級サルーンのセオリーは踏襲しつつ、液晶ディスプレイ上に表示されるメーターやロータリー式のシフトセレクターといった先進的なエクイップメントを採用。それらの組み合わせにより、古典と前衛とが見事に融合した室内空間を作り上げているのだ。「移動は運転手に任せて……」というリッチなオーナーのために、ロングホイールベース仕様車も用意されている。125mm延長されたホイールベースがもたらす快適な後席空間は、多忙を極めるビジネスエリートにも歓迎されることだろう。

走りの面においては、さらなるスポーティ路線を前面に押し出しているのが特徴だ。パワーユニットは「ジャガー史上最もパワフル」と謳う新設計の5LV8。自然吸気(385ps)と2種類のスーパーチャージド(470ps/510ps)が搭載される。

ボディは溶接をなくし、接着とリベットによって組み立てられるアルミニウムモノコック構造がさらに進化。先代から10パーセントの軽量化を図り、ライバル勢よりも150kg軽いというアドバンテージを実現した。この軽量ボディはダイナミックパフォーマンスのみならず、燃費や排ガス性能といった環境面でも効果を発揮する。また、フロントエンドには超軽量マグネシウム素材を採用し、51:49の前後重量配分を実現した点も、スポーティなキャラクターが与えられた新型XJらしい要請だ。

かくして、全長5mを超えるサルーンらしからぬドライビングプレジャーを披露する新型XJ。しかしもともとジャガーは、その前身の「スワロー・サイドカー」社時代からモータースポーツに積極的に参入してきたブランドだ。スポーティネスは、ジャガーのアイデンティティなのである。にもかかわらず、ここ最近のジャガーはクラシカルなイメージばかりが強調されてきたきらいがある。

そして、その「スワロー・サイドカー」を創設したサー・ウイリアム・ライオンズは、こう述べている。『クルマは何よりも美しくなければならない』と。そんな歴史を鑑みれば、新型XJはエポックメイキングでありながらも、実はジャガーの原点に立ち返ったモデルという見方もできるのである。


~~今後の刊行予定~~

・インポーテッドシリーズVol.12 『シトロエンC3&DS3のすべて』    6月4日
・第438弾           『三菱i-MiEVのすべて』        6月1日
・第439弾           『日産ジュークのすべて』        6月


※刊行スケジュールは現時点での予定です。予告なく変更する場合がございますので、ご了承ください。

プレミアムサルーンでありながら、とてつもない俊足・俊敏な運動性能の持ち主。
そんな新型ジャガーXJのダイナミックな走行性能に、河村康彦氏が迫る。

クルマには、長く乗ってこそ分かる性能がある。
今号で敢行したロングドライブは、淡路島→四万十川→東京という全1700km。
“最後の清流”のほとりにたたずむジャガーXJの姿を堪能して欲しい。

ジャガーのデザイン部門を統括し、XK、XFで新たなジャガーらしさを確立したイアン・カラム氏。伝統を尊重しつつ打ち破るということは、苦悩の連続だ。











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