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モーターファン別冊・ニューモデル速報
vol.438 三菱 i-MiEVのすべて

2010.06.01
不定期刊
特別定価503円 (特別本体価格457円)
ISBN:9784779609176

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vol.438 三菱 i-MiEVのすべて
 2009年7月のデビューから1年弱、ついに電気自動車『i-MiEV』の個人向け販売がスタートした。メーカー希望小売価格はデビュー時より61万9000円安となる398万円。これまで同様の政府からの補助金交付を前提とすれば、284万円という現実的な価格でのお目見えだ。
 特徴的なリヤミッドシップレイアウトを活かし、エンジン&トランスミッションに代えてモーターやインバーターなどを配置。燃料タンクが置かれていた床下にはバッテリーが搭載され、基本パッケージはベースとなった軽自動車『i』を踏襲する。このため、内外装や居住空間、基本的な使い勝手については、iとほとんど変わらないのだ。
 動的な性能もiとほとんど変わらない……というよりも、優れている点が少なくない。最高出力こそ軽自動車らしく64psだが、最大トルクはターボ付きガソリン仕様の2倍近くとなる18.4kgmで、鋭いスタート加速を見せてくれる。また、重量物であるバッテリーを床下に収めたことなどにより、iとはまた違う、落ち着いた乗り味を味わえることもEV化の産物だろう。
 そんなi-MiEVを実生活に投入するうえで、やはり気になるのが“航続可能距離”。10・15モードでの航続可能距離は160kmと公表されているが、たとえば冬場にヒーターを使用して乗ると50km程度にまで落ち込むことがある一方、いわゆる低燃費運転を心がければ公称値に近づくこともできる。つまり、街中での買い物など、いわゆる“シティ・コミューター”としての使用を前提とするなら、不足のない数値を実現したと言えるだろう。
 万一、出先で電気不足に陥った際に頼りになるのが『急速充電』で、約30分あれば満充電の8割ほどまでの充電が可能。家庭の電源にも対応しているAC100V、AC200Vと合わせて3つの充電方法を備えているため、「自宅で夜間に充電する際はAC100V」、「外出時には急速充電」と使い分けることができるわけだ。今はまだ「どこにでも充電設備がある」わけではないが、市役所やガソリンスタンドを中心に充電設備を続々設置している神奈川県の例もあり、“使える”地域が増えそうな状況だ。
 では、そんなi-MiEVはどうやって買い、どのようにメンテナンスをするのか? 実際にオーナーになるうえで最も気になるこの点に関して、三菱自動車が用意した答えが『メンテナンスリースプラン』というもの。つまり、基本的にi-MiEVを買う際にはリース形式となり、車検や各種点検&整備費用、さらには補助金の申請手続きなどの面倒事もない。未来のクルマは、実はとてもフレンドリーだ。

ドライビング・インプレッション “頼れるシティ・コミューター”

ベースとなったiとまったく同じ……では済まないほどの変化を遂げたその走りの実力に迫る。

気になる疑問を解決します! “i-MiEVと仲良く付き合うためのQ&A”

バッテリーがなくなったらどうなる? いったい何km走れる? そんな疑問を体当たりで実験!

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