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モーターファン別冊・ニューモデル速報
ダイハツ ミライースのすべて

2011.09.27
不定期刊
特別定価503円 (特別本体価格457円)
ISBN:9784779612923

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ダイハツ ミライースのすべて
“30km/L”を旗印とするエコカーが続々登場するなか、ミラ イースもまた、30km/Lを謳い文句とするクルマ。しかし、この燃費値、他と異なるのはお馴染みの10・15モードではなく、より現実の交通状況に即したJC08モードで達成されたものなのだ。


~軽自動車も、ガソリン車も30km/Lの時代へ~


エンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドシステムを持つフィットハイブリッド、SKYACTIVと呼ばれる新開発エンジンを搭載する新型デミオと、このところ注目を集めてきたエコカーは、いずれも30km/Lという燃費性能を誇るツワモノ揃い。そんな中に、新たに参戦するミラ イースの燃費も30km/Lをマークする。しかし、同じ数値でもライバルの場合は従来からの10・15モード、ミラ イースはより現実に即した新基準のJC08モード。つまり、実燃費においては、ミラ イースの数値が一歩勝る可能性が高い。

そんな低燃費を達成した秘密は、徹底的にエネルギーロスを低減させたエンジンやCVT、約60kgもの軽量化を果たしたボディにある。圧縮比の向上による燃焼効率アップ、タイミングチェーンやピストンなどエンジン各部のメカニカルロス低減、また内装部品の薄肉化など、地道な努力の積み重ねが奏功した形だ。

これに加えて、自動アイドリングストップ機構『eco IDLE』の最新版を全グレードに標準装備。車両が完全停止しなくても、約7km/hを下回るとエンジンが停止する制御とされたため、アイドリングストップ時間を長くすることができるのが、この新『eco IDLE』の特徴だ。

さらに注目すべきは、ドライバーに低燃費運転を促すデジタルメーターの採用。燃費の良い運転だと照明色がブルーからグリーンへと変化するほか、減速エネルギーをバッテリーに回生する『エコ発電制御』の作動状況もディスプレイに表示される。また、アイドリングストップの積算時間や、それによって節約できたガソリンの量を表示することもできるため、自然とドライバーがエコ運転を心がけるようになる仕組みだ。

用意されるグレードは4つ(上位2グレードには4WD仕様も設定)。80万円を切る低価格設定を実現した『D』をはじめとする全グレードに『eco IDLE』が装備され、FF仕様はJC08モード燃費30.0km/L(10・15モード燃費32.0km/L)、4WD仕様はJC08モード燃費27.0km/L(10・15モード燃費30.0km/L)。また、いずれのグレードもエコカー減税は75%対象となるのがうれしい。

ここまで、車名であるe:Sのうち“Ecology”と“Economy”を意味する“e”について説明してきたが、ミラ イースの魅力はそれだけではない。“Smart”の略である“S”が組み合わされているのは、シンプルかつクリーンなデザインの内外装によるところ。また、風洞実験を繰り返して生み出されたボディラインは、見た目だけでなく燃費向上にも寄与している。

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