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モーターファン別冊・ニューモデル速報
スバルBRZのすべて

2012.02.10
不定期刊
特別定価503円 (特別本体価格457円)
ISBN:9784779614279

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スバルBRZのすべて
トヨタとの共同開発により、スバルが作り上げたFRスポーツという未知のクルマでありながら、その期待度は並外れて高い。スバルがこだわり続けてきた水平対向エンジンの、ひとつの可能性がここにある。

●スバルBRZとは
~スバルの誇り~

重心高460mm、ヒップポイント高400mmという数値が誇らしげに示すように、BRZにとって最大の武器は世界でも有数の低重心を実現したことにある。もちろん、これに大きく貢献しているのはスバルのコアメカニズムである水平対向エンジンだ。

新世代へと移行したFB型をベースとし、専用開発された『FA20』型エンジンが持つボア×ストロークは86mm×86mm。中低速トルク向上を目指したロングストローク採用のFB型(ボア×ストローク=84mm×90mm)に対してスクエア化されており、スポーツカーらしい高回転まで一気に吹け上がるフィーリングを楽しめるのが特徴だ。さらに、共同開発のパートナーであるトヨタの直噴技術『D-4S』も投入され、NAながら200psの最高出力とハイレスポンス、そして環境性能の両立が図られた。

駆動方式はFRのみで、トランスミッションには6速MTと6速ATが用意されるというのは、いかにもスポーツカーらしいところ。また、安全性を高めてくれる『VDC』は、任意に切り替えられる。スポーツ走行時に適したタイミングにVDCの作動タイミングを変更できたり、作動そのものをオフにしたり、5つのモードを選べるというのは、まさに「ぜひサーキットでも走ってください」と言わんばかり。心地良い吸気サウンドをドライバーに伝える『サウンドクリエーター』の採用も、走りを楽しむための演出だ。

軽量かつ高剛性という、スポーツカーには欠かせないボディを手に入れるため、取り入れられたのが『3ゾーンマネジメント』というコンセプト。これは、キャビン・フロント・リヤという各部の役割を追求した開発手法で、ねらったラインをトレースできるハンドリング性能の獲得に寄与したという。

スポーツカーらしいといえば、前後重量配分もほぼ均等な53:47を実現している点。この数値を達成すべく、フロントシートはホイールベースの中央付近にレイアウトされている。一方のリヤシートは、大人2名のエマージェンシー用といった様相。ただし、シートバック高はセダン並みに確保されているなど、あくまで荷物置きではなく乗車スペースと表現できるレベルだ。

リヤシートは格納可能で、荷室長は最長1300mmを確保。この状態で9インチのゴルフバッグを2個、また17インチのタイヤ&ホイールを4セット積載可能で、実用的なスペースが用意されている。

インテリアは、走りを考慮した機能性に溢れている印象だ。最も見やすいセンターに配置されたタコメーター、直径365mmの小径ステアリングホイール、ヒール&トウがしやすいように設計されたペダルなど、すべては“走りのため”に存在する。

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