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モーターファン別冊・ニューモデル速報
新型ポルテ&スペイドのすべて

2012.08.01
不定期刊
特別定価503円 (特別本体価格457円)
ISBN:9784779615320

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新型ポルテ&スペイドのすべて
大開口スライドドアに低床フロアという、他のコンパクトカーにはない武器を持って登場した初代ポルテ。それを受け継ぎ、『スペイド』という新たな魅力を持った兄弟車を伴い、二代目が現れた。

ポルテと、新登場となるスペイド。この2台は、エクステリアデザインと販売店が異なる兄弟車だ。丸みを帯びたスクエアオーバル・モチーフを随所に採用することで、親しみやすさや優しさを感じさせる女性的なデザインがポルテ、水平基調な線構成と鋭い目付きのヘッドライトなどでクールな男性らしさを印象付けるのがスペイド、という違いがあるものの、メカニズムなどは変わらない。

両車で共通となるこのクルマ最大の特徴、それは、先代から継承された大開口部を持つスライドドアだろう。幅1020mm、高さ1250mmという開口部は、地上高300mmという低床設計も手助けし、抜群の乗降性を実現。傘を差しながら、またベビーカーごと乗り込むなどということもできてしまう。また、運転席側にリヤスイング式ドアが追加されたことも、大きなトピックだ。

いざ車内へ入ってみると、驚くのは9歳児の平均身長とほぼ同じ1380mmも確保された室内高。Bピラーに高さを表す目盛りが入っているあたりに、開発陣の自負と遊び心を感じることができるだろう。また、前後のヒップポイント間距離は1050mmとラージセダン並みに確保されているが、助手席シートバックを倒して前方へスライドさせれば、さらなる開放感を得ることも可能だ。

広さ自慢であると同時に、新型ポルテ/スペイドは収納自慢でもある。助手席アッパーボックスや運転席シートバックにはボックスティッシュが入るばかりか、ティッシュが1枚ずつ引っ張り出せるようになっており、運転席前にはポストカードホルダーまで装備。長傘を入れておけるホルダー(サイドエアバッグ装着車以外)まであり、そのアイデアと数の充実具合は群を抜く。

搭載されるエンジンは、1.3Lと1.5Lの2種類。いずれもCVTと組み合わせられ、アイドリングストップ機能も用意されている。1.5Lのアイドリングストップ機能付き(FF車)のJC08モード燃費は20.6km/Lで、同排気量のフィットを上回り、アイドリングストップ機能付きのヴィッツに肉薄。エコカー減税75%の対象にもなっている。乗る人にも地球にも優しいと、表現できるクルマと言えるだろう。

新たに『スペイド』というクールフェイスを追加し、燃費も20.6km/Lをマーク。トレードマークの大開口スライドドアに加えて、運転席側リヤスイング式ドアも追加。

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