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モーターファン別冊・ニューモデル速報
ホンダN-WGNのすべて

2013.12.04
不定期刊
特別定価524円 (特別本体価格476円)
ISBN:9784779620188

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ホンダN-WGNのすべて
N−WGNは、N BOX/N BOX+とN−ONEに続く、Nシリーズの第4弾。先のモデルがともに高い評価を受け、販売実績も好調なだけに、N−WGNでも成功を収めて“N”のブランド性をより確固たるものとしたい、というのがホンダの願いだろう。

N−WGNが打って出るのは、いわゆる「ミドルハイト系」と呼ばれる軽自動車マーケットで最大ボリュームを占めるクラス。それは言わずもがな、ダイハツ・ムーヴとスズキ・ワゴンRがしのぎを削り、最近では日産・三菱連合のデイズ&eKワゴンが割って入った大激戦区である。ホンダはこれまでそこにライフを充ててきたが、今度はNシリーズの最新作でマーケットに切り込むことを選択した。まさに満を持してのガチンコ勝負。それだけに、そのクルマ作りには「軽だから」という言い訳を許さない、徹底した上質志向が貫かれている。

まずはエクステリア。標準モデルの「N−WGN」とカスタムモデルの「N−WGNカスタム」を用意するのは定石通りだが、いずれも自動車としての普遍的な“立派さ”が追求され、チープとは無縁。特にカタログなどでもフィーチャーされている「N−WGNカスタム」は、押し出しの効いた面構えで、軽の枠を超えた存在感を放っている。

インテリアもまた、従来のNシリーズで高く評価される通りの上質感を継承。フィットなどにも相通じる大人びたデザインのインパネ、たっぷりしたサイズのシートなど、他の軽では味わえない“いいもの感”の演出に余念がない。

そして最大の注目ポイントは、やはりパッケージングだ。寸法などの絶対的数値を追いかけるよりも、広さとゆとりをしっかり確保しつつ、ユーティリティを高めることを重視。得意のセンタータンクレイアウトを活用するのはN BOXやN−ONEと同じだが、その両車が後席座面のチップアップ機構を採用するのに対して、N−WGNはクラス標準であるスライド式の後席を採用。シートを最後端および最前端にスライドしたときの荷室奥行き(36.5〜56.5cm)は、いずれの状態もクラストップを謳う。

その他にも、ベビーカーを立てた状態で収納できる荷室の床下収納、後席座面の下に備える「リヤシートアンダートレー」など多彩な仕掛けを用意。そのように軽自動車としての実用性を真摯に追求している点は、素直に評価されるべきだろう。

また、横滑り抑制システムのVSAや、急ブレーキを踏んだときにハザードを自動で点滅させる「エマージェンシーストップシグナル」など、多くの安全装備を標準で備える。これは、いまやNシリーズの良き伝統と言えるかもしれない。さらにN-WGNでは、後席シートベルトの締め忘れを防ぐ警告灯が軽自動車で初めて標準装備された(「G」はオプション)。

気になる燃費は自然吸気のFF車で29・2km/L、ターボのFF車で26・0km/L。ワゴンRには及ばないが、デイズ/eKワゴンと同等で、ムーヴには勝っている。その一方で自然吸気の58psという最高出力はクラストップだ。と、そのように全方位でスキなく高性能を誇るN−WGN。そのポテンシャルには「軽の新たなベーシック」を標榜するだけの説得力が感じられる。

新ベーシック誕生!

Nシリーズ最新作は広くて充実装備、
低燃費の欲張りな一台!

スペースを追求したN BOXからはじまった「Nシリーズ」。続いて登場したN-ONEは、軽自動車を越えたプレミアム感と独自性を追求し、さらにその世界観を広げてくれた。そして続くN-WGN(エヌワゴン)は、Nシリーズならではの質感や便利さにこだわった、新たなベーシックモデル。『すべてシリーズ』でその魅力を、たっぷりと堪能してください!

CONTENTS

試乗インプレッション/ワゴンRやムーヴといったライバル車と徹底比較/開発ストーリー/メカニズム徹底解説/使い勝手徹底チェック/バイヤーズガイド…and more

※内容は変更される場合があります。ご了承ください。

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