"クルマは機械である"
自動車を形作るのは、様々な"エンジニアリング"であり、"テクノロジー"です。
かつてはハードウェアとしての自動車をきちんと語るメディアが数多く存在しました。
弊社が発行していたMotorFanもそのうちのひとつでした。
しかし、現在の自動車雑誌は、自動車をソフトとして捉える、
あるいはブランドとして語るものが多くなっています。
「技術を知り、楽しむ」「ハードウェアの仕組みや理論からクルマをより深く理解する」
そんなアプローチの雑誌はなくなってしまいました。
私たちが今回新たに挑戦する[MotorFan illustrated]は、
自動車をテクノロジーやエンジニアリングから見て考え、
そして図解する新しいタイプの自動車雑誌です。
我が国の全就業人口の7.7%、実に486万人が自動車関連産業で働いています。
新しい技術の開発に日々トライし、優れた自動車を生み出すことに熱情を持ち続けている人たちが、
日本経済のある部分(そしてそれはけして小さくない部分です)を支え、
技術立国としての日本を支えています。
私たちは、旺盛な知的好奇心を持ち自動車に深い造詣を持つ彼らが楽しめる
新しい知的エンターテイメント性を持った自動車雑誌を作りたいと考えています。
"テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い"
私たちは、そう考えています。テクノロジーやエンジニアリングがわかれば、
そこに込められた技術者の想いやメーカーのフィロソフィがより深く理解できる。
よりクルマを楽しめる。私たちはそうも考えています。
こうした企画に興味を示し、知的エンターテイメントに歓びを感じる人々を、
私たちは仮に「理系人間」と呼ぶことにします。
べつに理系の勉強をして理系の職業に就いていなくてもいい。
理系の事柄に興味と関心を持っている人、それが私たちの考える「理系人間」です。
理系のハートを忘れないクルマ好きのための雑誌。
[MotorFan illustrated]はそんな雑誌を目指します。
話題の最新技術はもちろん、自動車の基礎理論、新型車のレポート、かつての名車の解説、
モータースポーツの技術開発……理系の視点から自動車を考えてみると、
まったく新しい、"自動車のカタチ"が見えてきます。
技術の基礎と醍醐味、技術者の息吹、自動車産業の行く末などを、
イラスト・写真をふんだんに使って、
わかりやすく図解していきます。ご期待ください。
MotorFan illustrated編集長
鈴木慎一