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伝説の83シーズン、ロバーツとスペンサーの頂上対決!
78年にフル参戦開始すると初年度にチャンピオンを獲得し3年連続で500cc王者となったケニー・ロバーツ。アメリカ人として初めてのチャンピオンでもあった。81年と82年はテスト中の負傷やマシン開発の問題で王座から離れてしまうこととなった。
しかし83年に向けてロバーツとヤマハは、YZR500の開発に手応えを感じ、タイトル奪回を目標とし、チームメイトにはAMAスーパーバイク2年連続王者のエディ・ローソンを抜擢した。またこの年でGPを引退することも表明していた。
一方のフレディ・スペンサーは80年にUSホンダと契約しAMAスーパーバイクで大活躍すると、81年に4ストロークGPマシンNR500でGPにスポット参戦を果たした。82年にはホンダが新たに開発した2ストロークNS500を駆りGPフル参戦を開始すると、2勝を含む5回の登壇でランキング3位となり、一躍GP500のトップコンテンダーへと成長した。
そしてこの83年は全12戦をロバーツとスペンサーがそれぞれ6勝で分かちあい2ポイント差でタイトルはスペンサーのものとなった。