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キミ・ライコネン
アイスマン キミ・ライコネンの足跡

2021.10.15
不定期刊
定価3300円 (本体価格3000円)
ISBN:9784779644726

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キミ・ライコネン
アイスマン キミ・ライコネンの足跡
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我が道を貫いて、世界中で愛されるチャンピオン
キミ・ライコネンのデビューから引退までを追いかけた
フィンランドの番記者による取材記録が一冊に

『アイスマン キミ・ライコネンの足跡』
ヘイキ・クルタ 著
五十嵐 淳 訳

「どうしてロン・デニスがアイスマンって呼ぶようになったのか、想像すらつかない。由来は知らないが、どこかで彼が思いついたんだ。単なるニックネームに過ぎないよ。正直、僕にとっては、どれでも同じなんだ」──キミ・ライコネン

キミ・ライコネンは2000年代に世界で最も名を馳せたフィンランド人だ。彼は20年もの長きにわたりトップアスリートとして最前線で活躍を続ける極めて稀有な存在である。フィンランドで最も経験豊富なF1記者であるヘイキ・クルタはグランプリとともに世界を駆け巡った。そのキャリアはライコネンより10年以上も長く、デビューから今日に至るまで追い続けている。番記者として近くで集めた膨大な取材記録をもとに、ライコネンのこれまでの足跡を物語としてまとめあげた。本書はライコネンの20年に渡る旅を記者の視点で描き出した一冊だ。クルタはライコネンの近くで経験したリアルな感情と心の移り変わりを、レースや自宅で過ごすプライベートのみならず、秘密に包まれていた契約の舞台裏まで余すことなく明らかにしている。

目次

家から遠く離れて

01
1 正真正銘のダイヤモンド
2 ハウグとのハグ
3 ヒンツァの助け舟
4 有名であることの代償
5 アイスマンの家系
6 背中に目あり
7 キング・オブ・ザ・ヒル
8 家系の書記として
9 記者からの逃走
10 マレーシアへの通話
11 世界が覆った
12 手品師のようなマネージャーたち
13 マールボロの戦い
14 レベラーのレジェンドたち
15 ポイントには抗議で
16 古い写真
17 銀色からの誘い
18 初めての表彰台
19 感極まるロン・デニス
20 クールに主導権を握って
21 下手な奴に負けたんじゃない
22 お国柄
23 子どもの村への訪問
24 「本当にひどい」
25 アイスホッケーの国カナダへ
26 仲間と祝った結婚式
27 不発弾
28 最速で最高の仕上がり
29 フェラーリの衣装を纏い
30 デマの出どころ
31 テロ攻撃と精神的な傷
32 鈴鹿の最高傑作
33 機内での誕生会
34 気鋭のヘルメットデザイナー
35 ヴォルララウで
36 神殿の頂へ
37 事の顛末
38 トッドとの出会い

02
39 マドンナ・ディ・カンピリオ
40 凍ったレコーダー
41 広報部長のもとで
42 タイトル獲得までの日記
43 不正解
44 ハントの名前で
45 勝利を記念したタトゥー
46 「すべてうまくいくよ」
47 おばあちゃんに捧げるポールポジション
48 トロフィーの中の幸運
49 チャンピオンになった夜に
50 シューマッハからの祝福
51 パーティのはしご
52 ミスター・モコ
53 チャットとエキスパート
54 大声で誇りを持って
55 とんがり頭
56 人生最高のインタビュー
57 自分が描かれた切手
58 空契約
59 バドミントン仲間
60 暗中模索
61 ノスタルジックな4レース
62 さようなら、フェラーリ
63 それがすべてだ
64 記者の世界
65 マキネンの教え
66 ラリー界の変わり者
67 猿も木から落ちる
68 鶏が鳴き始めるころに
69 ミスター寡黙
70 残酷なクリスマス
71 自分のチームで
72 キミ・ザ・カウボーイ
73 サーキット愛の再燃
74 祖国ユヴァスキュラの大地で

03
75 吉報は届きましたか
76 アブラカダブラ!
77 マネージャーたちの引退
78 口達者なロペス
79 『トップ・ギア』と禁じられた質問
80 グロージャンよりクロワッサン
81 名誉と衝撃のスピーチ
82 古典中の古典
83 意気消沈
84 情報源、ティートゥス
85 ミントゥのデビュー
86 ロシアンルーレット
87 マラネロの火種
88 兄弟愛とは程遠い
89 コルチゾンと不屈の魂
90 スミス&ジョーンズ、そしてヒンツァ
91 無給の戦士
92 忘れられない父の日
93 兵役仲間バイランダー
94 惨めの極み
95 ツイートで小競り合い
96 赤ちゃん誕生の知らせ
97 秋の衝撃
98 類は友を呼ぶ
99 新たな表情で
100 ロビン・エース・マティアス・ライコネン
101 携帯の息子の声
102 剛腕マウリツィオの立て直し
103 優秀な技術者たち
104 中国の皇帝
105 バーレーンでの祝福
106 モトクロス界のマルキオンネ
107 行使するか否か
108 スタジアムの鼓動の中で
109 ち、ち、ちくしょう!

04
110 「フェルスタッペンのクソ野郎」
111 トスカーナの結婚式
112 チャンピオンの相棒
113 お金には代え難いもの
114 フィンランドのスポーツ親善大使
115 ちびっこファンの涙
116 リアンナ・アンジェリア・ミラナ・ライコネン
117 屈辱的なポールポジション
118 映像は嘘をつかない
119 映画のような
120 マレーシアとの別れ
121 ソーシャルメディアが大混乱
122 最後のマシンで
123 二つの世代で
124 家族で喜ぶ表彰台
125 遺言書に記された解雇
126 首を掻く仕草
127 感情を汲み取るレポーター
128 伏せられたニュース
129 ユートピアへ向かうロジック
130 F1界のモハメド・アリ
131 ザウバーじゃダメなの
132 俳人
133 ホワイティングの最後の褒め言葉
134 自宅のソファで最高の瞬間
135 子どもたちと妻へ捧げる勝利
136 夢心地のサポーター
137 二度目の別れ
138 サンクトペテルブルクからの招待
139 フェラーリ時代の歴史
140 アルファロメオの時代
141 愛すべき趣味
142 チーム代表にとって出来の良い息子
143 40代に向かって
144 すべての裏に女性あり
145 目の前のトロフィー
146 生きるべきか、死ぬべきか
147 コロナの呪い
148 もう一度
149 成功に飢えるアイスマン

※149章は日本語版のための書き下ろし

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