「1972年富士マスターズ250キロ」
ロータリーvsスカG-R、最後の真っ向対決 ―「2分の壁」ついに突破
この時のメインレースはマクラーレン、ローラ、シェブロンなどのマシンによって行なわれた〈250キロレース〉だがこの号では、そのサポートイベントとして行なわれた〈スーパーツーリング・チャンピオンレース〉を特集する。 このレースは、格の上では前座扱いだが、日産とマツダがそれぞれファクトリー仕様のGT-RとサバンナRX3を投入。メインレース以上の白熱した戦いが展開され、2メーカーの対決色が非常に濃い内容のものであった。ドライバーたちも頭に血が上った状況となり、マシン同士のぶつけあいが頻発。そのあまりに激しいドッグファイトぶりに対しては、批判の声も挙がった。