「1969年日本GP」
世紀の一戦。史上最高の熱戦譜 ―ニッサンR382とトヨタ7と
ポルシェ、ローラ、マクラーレンの外車勢、これを迎え撃つ国産メーカーのニッサン、トヨタ、いすゞ...という国内外のビッグマシンを集めて開催されたレース。ニッサンR382、新型トヨタ7、ポルシェ917の三つ巴レースとなったが、結局黒沢元治のR382が優勝。2位も北野元のR382で、3位に川合稔のトヨタ7が入った。国産プロトタイプマシンが、強豪ポルシェに大差をつけて上位を占めたということで、国内レースファンが大いに盛り上がった一戦である。なお前座の2レースにトヨタ勢がエントリーしなかったため、スカイラインGT-R、またフェアレディそれぞれが目立つことになり、メインイベントでのR382と合わせ、ニッサンの印象が強く残った1日でもあった。