「1998年 CARTもてぎ500」
オーバー300km/hの興奮―日本初のオーバル高速戦
首都圏でF1とCARTを開催すべく97年秋にホンダがオープンさせたツインリンクもてぎ。その翌年3月末に《FedEX CARTチャンピオンシップ第2戦》として国内初開催となったレースを取り上げる。 このレースは雨で予選が中止になり、練習走行でのタイム順でグリッドが決定されたが、ポール・ポジションを獲得したのはホンダエンジン・ユーザーのバッサー。しかしスタート直後に順位が入れ替わり、結局優勝したのはフォードエンジン・ユーザーのA.フェルナンデス(生涯で2回目の勝利)であった。このほかメルセデスやトヨタエンジンも参戦しており、エンジンメーカー間の戦いにも注目が集まった。