アルファロメオ・アルファ156のすべてがわかる
’00-’07 メルセデスCクラス W203のすべてがわかる
プレミアムコンパクトの大ヒットモデルE46を徹底解剖
受け継いだ情熱と新たに纏った理性
日本においても熱狂的なファンの支持を受けているアルファロメオだが、幅広いカスタマーに受け入れられるようになったきっかけは、92年にデビューしたミドルクラスセダン“155”のヒットだろう。ほかに似るもののない強烈なキャラクターを前面に押し出しつつ、90年代に生を受けた4ドアサルーンらしく実用性や居住性についても、いささかな不満も感じられないパッケージングが美点となっている。もちろん、アルファロメオと言えばスポーティな走りが大きな魅力。155はそんな伝統をもしっかり受け継いだスーパーセダンなのである。
アルファロメオ155の変遷、全記録
1992~1998
ワイドボディを採用した95年モデルからを後期型、それ以前を前期型と大別できる155であるが、さらに細部の変更点に目を向ければ、毎年のようにバージョンアップが図られたことが判る。果たして155はどのように完成度を高めていったのか?その進化の過程を辿ってみたい。