デビューからわずか4ヶ月 大一番は待ったなしでやってきた
ヤマハの戦略はオーソドックスだった。ピットストップは7回。タイヤ交換はリヤが毎回、フロントが2回に1回。平均ラップタイムは2分25秒。初回スティントのみ21周で、残りは25周ずつ。優勝想定回数は196周。25周を24リットル弱で走ればいいから燃費は問題なし。それでもロバーツの燃費はさすがによかった。
美しいものは速いという哲学
ボルドール杯をこの手に―――
ソノートがOW74で奏でた24時間耐久讃歌
8耐を闘ったOW74は、その1ヶ月半後
TECH21カラーからゴロワーズカラーに塗り替えられ
南仏ポールリカールに送り込まれた
それは、ソノートに集うフランス男たちの
24時間耐久レースに注ぐ意地と情熱の発露だった