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モーターファン別冊・ニューモデル速報
新型カムリのすべて

2011.10.05
不定期刊
特別定価494円 (特別本体価格457円)
ISBN:9784779612541

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新型カムリのすべて
~セダン復権の狼煙~

北米をメインマーケットとするだけあり、カムリの室内は広い。もともと、FFレイアウトの恩恵を受けて同サイズのセダンの中ではトップクラスの余裕を誇っていたが、新型では前席を7mm前へ、後席を8mm後へ配置。さらに、フロントのシートバックを薄型化するなどの工夫が施され、後席の余裕はさらに増している。

そんな広さ自慢のミドルサイズ・セダンだけあり、車重は1500kgオーバーと決して軽くはない。にもかかわらず、26.5km/L(10・15モード)というコンパクトカー並みの燃費を達成したのは、全車にハイブリッドシステムが搭載されたためだ。

燃焼効率の高いアトキンソンサイクルやクールEGRを盛り込んだ2.5Lエンジンにモーターという組み合わせで、低燃費のみならず、車格にふさわしい3.0Lクラスのパフォーマンスも実現。高出力状態を表す『パワーエリア』、エコ運転状態を表す『エコエリア』、回生状態を表す『チャージエリア』を表示するハイブリッドシステムインジケーターを左に、平均&瞬間燃費計を右に備えた3連メーター、また、燃費運転のレベルを表示する『エコドライブレベル』などの機能で、ドライバーにエコ運転を促す仕組みも用意されている。

さらに、電気のみで走行する『EVドライブモード』、アクセルレスポンスやエアコンを制御して燃費を向上させる『エコドライブモード』も選択可能。純正HDDナビ装着車は、さまざまなエコ情報を表示する『ESPO』も活用できる。

こういった低燃費、そして操縦安定性に貢献する要素として、見逃せないのが高い空力性能だろう。ホイールまわりの整流効果を高める『エアロコーナー』に加えて、ドアミラー付け根部分には『エアロスタビライジングフィン』を設置。これは、あえて気流に渦を発生させることで車体を左右から押さえつけ、安定性を向上させることを目的としたアイテムだ。

燃費が良く、室内は広々として、走行性能も同クラスを上回るレベル……と良いこと尽くめだが、ハイブリッド車ということで気になるのがラゲッジスペース。実際、ハイブリッド仕様のセダンの場合はリヤシート後方に駆動用バッテリーが設置されるため、ラゲッジスペースは狭くなり、リヤシート格納機構(またはトランクスルー)を備えることが難しい。ところが、カムリの場合はバッテリーまわりをコンパクト化することにより、ラゲッジスペースを拡大(ゴルフバッグを4個積載可能!)すると同時に、トランクスルーを可能としたのだ。

さらに、車両価格は304万円からと、ハイブリッド車のデフレを象徴するお買い得感を誇る。コンベンショナルなセダン復権となるか、注目の一台だ。

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