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モーターファン別冊・ニューモデル速報
トヨタ86のすべて

2012.03.28
不定期刊
特別定価503円 (特別本体価格457円)
ISBN:9784779614347

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トヨタ86のすべて
“ハチロク”という響きは、トヨタにとって、そしてスポーツカー好きにとって特別な意味を持つ。決してパワフルというわけでも、高級というわけでもない。けれども、運転して楽しい。そんなコンセプトを持つスポーツカーが、現代に蘇った。


●トヨタ86とは
~スポーツカーを、もう一度~

同じスポーツカーとはいえ、たとえば日産GT-Rや三菱ランサーエボリューション、スバル・インプレッサWRX STIなどのように「ニュルで何分」と速さをウリにするタイプではない。86が是とするのは、クルマ好きを熱くする“走りの楽しさ”であり、その楽しさを多くの人に味わってもらうことである。

こういったコンセプトは、そのプロフィールからも一目瞭然だ。運動性能に直結する重心高は、いわゆるスーパーカーにも比肩する460mm。前後重量配分に関しても53:47と理想的な数値を実現しており、意のままのハンドリング性能を予感させる。

こんな数値を実現できた一番の立役者は、なんといってもスバルが誇る水平対向エンジンだろう。実はこれまで、4WDにこだわるがゆえに、水平対向エンジン特有の低重心という魅力が相殺されていた面があったことは事実。それを、FRレイアウトを採用することによって打破したのだ。

その水平対向エンジンは、86/BRZ専用のボア×ストローク(86mm×86mm)が採用された最新版。2Lの自然吸気エンジンながら、トヨタの直噴技術D-4Sを組み合わせることによって200psという最高出力を達成している。また、スポーツカーだからといって燃費を犠牲にしているわけではなく、JC08モードで13・4km/L(『RC』グレード)を達成。プリウスと同じエコタイヤが装着されているのも、現代のスポーツカーらしいところだ。

トランスミッションには、6速MTと6速ATが用意される。全グレードに設定される6速MTは、スポーツカーらしく手首を動かすだけでシフトが決まるショートストローク、小気味いいフィーリングが特徴的だ。パドルシフト付きの6速ATは、MTやツインクラッチ式トランスミッションなどに匹敵するダイレクト感を与えるべく、フルロックアップ領域を拡大。ダウンシフト時のブリッピング制御も、雰囲気を盛り立ててくれる。

走りにこだわったクルマだからこそ、スタイリングも空力性能を重視。あらゆる部分の形状に理由があり、たとえばルーフ中央部分を凹ませたパゴダルーフなどは、左右から挟みこむことにより安定性を向上させる思想に基づいたものだ。

こういったデザイン面、そして商品企画を担当したのがトヨタ。一方のスバルは設計、開発、製造を担当した。2005年に資本提携した両社の関係が実を結んだのが、この86というわけだが、こうして発売されただけでプロジェクト終了……というわけではないらしい。

かつてのAE86型レビン/トレノが、多くのユーザーの手によってチューニング&カスタムが加えられ、そして愛されるようになっていったのと同じく、86はそれを所有する人の手によって完成されていくもの。そんな考え方は、専門ショップ『AREA86』の開設や、カスタマイズを前提とした廉価グレード『RC』の設定に色濃く現れている。



●今後の刊行予定
~次は輸入車~
BMW3シリーズやアルファロメオ・ジュリエッタなど、ニューモデルの日本上陸相次ぐ輸入車をピックアプした『輸入車のすべて』が間もなく刊行! 国産車では、新クリーンディーゼルエンジンを搭載したフルSKYACTIVということで注目を集める『CX-5のすべて』、さらにはレクサス初のフルモデルチェンジである『レクサスGSのすべて』が続く。


お求めは、お近くのコンビニエンスストア、書店まで!

・第463弾『マツダCX-5のすべて』                  4月2日(月)
・第464弾『新型レクサスGSのすべて』                4月17日(火)
・2012年輸入車のすべて                       3月30日(金)


※刊行スケジュールは現時点での予定です。予告なく変更する場合がございますので、ご了承ください。

スバルとの共同開発で生まれた、水平対向エンジン×FRのピュア・スポーツ

発売までしばらくお待ちください!!

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