法然 極楽浄土への祈り
平泉 奥州藤原氏と仏国土の夢
激動の幕末、絵師・月岡芳年に宿る狂気
編纂1300年 日本最古の歴史書を『古事記』を旅する
2012年は『古事記』編纂から1300年の節目の年である。
現在、ゆかりの土地と言われている場所では様々なイベントが開催されている。
『古事記』とは最古の歴史書であると言われているが、
同時に、その時代の支配者による政治的な思惑が絡んでいることは否定できない。
しかし、大和民族の起源を伝える様々な物語がそこにはあり、それらは我々を大きく魅了する。
本誌では、日本各地に伝わっている神話を丁寧に取材し、取り上げている。
是非、日本誕生の足跡を味わってもらいたい。
【内容】
□ 『古事記』のなかの神話
□ 『古事記伝』本居宣長の人生
□ 巻頭特集 日本の神と天皇を知る
・神話の起源「古事記」を知る
・イザナギとイザナミ 夫婦の始まりと国生み
・天から追放されるスサノオ アマテラスとの対峙
・オオクニヌシの国造り 妨害する兄弟の神々
・天孫降臨 最初の地は日向
・海幸彦と山幸彦の兄弟喧嘩をおさめた トヨタマヒメ
・桃太郎伝説を生んだ 神武東征
・関東から九州まで東奔西走 ヤマトタケル
□ 神話の舞台と訪ねて
・出雲神話
・日向神話
・ヤマト神話
・国生み神話
・伊勢・熊野
・神の島 久高島
□ 民話の世界を覗く
・神話と民話
・柳田國男と『遠野物語』の足跡
・遠野民話と民間信仰