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モーターファン別冊・ニューモデル速報
フォレスターのすべて

2012.11.16
不定期刊
特別定価503円 (特別本体価格457円)
ISBN:9784779616228

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フォレスターのすべて
どこまでも行けること――これこそ、新型フォレスターが目指したものである。そのために悪路走破性に磨きをかけ、安全性を向上させる先進装備を搭載。新世代ボクサーエンジンならではの環境性能&パフォーマンスも、他では得られない要素だ。

エクステリアにSUVのエッセンスを取り入れてはいるものの、駆動方式は2WDで、足元にはサマータイヤを履く。そんなモデルが続々登場する中、フォレスターはSUVの本分たる悪路走破性をブラッシュアップ。では完全にクロカン路線へ舵を切ったのかと思いきや、280psを発生する直噴ターボ「DIT」をラインナップに加え、走りのパフォーマンスもレベルアップ。SUVとしてはもちろん、クルマとしての魅力を大幅に高めている。

水平対向エンジン&シンメトリカルAWDという武器により、元来高い走破性を誇っていたフォレスター。そこに今回投入された新デバイスが、「X-モード」だ。

これは、エンジン・CVT・4WDシステム・VDCなどを統合制御することで、誰もが、クルマから最大限のトラクション性能を引き出すことができるというもの。雪道や未舗装路など、「こんなところも!?」と驚くほどの悪路を進む際にもドライバーをサポートし、運転の負担を軽減。また、「ヒルディセントコントロール」機能により、急勾配を下る際にも役立つ。

そんな走破性を象徴するエクステリアも、新型の見どころのひとつだろう。特にターボモデルは専用デザインが採用されており、ボンネット上のダクトが廃止。フード内にインナーダクトを収めるようになったことで、これまでとはひと味違うシャープな印象となった。

ひとまわり大きくなったボディにより、室内の居住性は向上。ドアパネルがサイドシルを覆う構造となったことにより、乗降時に衣服を汚しにくくなったことも、快適性を高めている要素だ。

FB型を名乗る新世代の水平対向エンジンは、NAとターボの2種類がラインナップ。NA仕様に関しては、「2・0i」以外のCVT車にアイドリングストップ機構が備えられ、15・2km/Lという低燃費を実現しているが、注目はなんといってもターボ仕様だろう。

先代比で50psという大幅な出力アップを果たしている直噴ターボ「DIT」は、2000rpmという低回転域から最大トルクを発生。圧倒的な加速性能を誇るが、13・2km/Lという燃費性能を両立させ、NAエンジン(CVT仕様)同等のエコカー減税50%対象となっている。

このターボエンジンを搭載する「2・0XT」系には、サスペンションも専用のものが奢られる。そればかりか、「SIドライブ」にはNAモデルの「S」と「I」に加えて、「S#」モードが追加。この「S#」を選択すると、CVTのマニュアルモードが6速から8速に切り替わり、パドルシフトを操る歓びが増す演出が施されている。

もはやスバル車の代名詞ともなった「アイサイト」については、最新のver.2を用意。NA、ターボの両仕様にラインナップされており、安全性や快適性の向上に大きく貢献してくれる。また、利便性を高めるアイテムとして、「パワーリヤゲート」装着グレード(「2・0i-Sアイサイト」)が登場。他の一部グレードでもオプションで選べるようになっており、ラゲッジの使い勝手向上に寄与してくれる。

本格クロカン顔負けの4悪路走破性脳を身につけたオールラウンドカー。280psのターボ仕様は強烈な加速と低燃費を両立した

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