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モーターファン別冊・ニューモデル速報
新型フィットのすべて

2013.09.06
不定期刊
特別定価514円 (特別本体価格476円)
ISBN:9784779619151

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新型フィットのすべて
2001年に初代が登場して以来、常にコンパクトカー市場をリードしてきたフィット。センタータンクレイアウトによる高効率パッケージを武器に、二代目ではハイブリッドモデルを追加するなど、その魅力はさらに増した。最新型となる三代目にも、そんなトップランカーとしての自負が滲み出ている。

フィットといえば“センタータンクレイアウト”。いまや、さまざまなホンダ車に採用されているこの独創的なレイアウトが、フィットの魅力の根源であることに異論はないはずだ。新型では、プラットフォームが一新され、ただでさえ広々としていた室内が、より一層の広さを獲得した。

数値で見てみると、全幅と全高は変化なし。全長が55mm増となる3955mmとなり、ホイールベースは30mm増の2530mm。さらにリヤサスペンションの形状変更などによって、前後席間距離は先代より80mm拡大されており、その余裕は明らか。また、全幅は同じでもドアライニング形状などを工夫することで、運転席と助手席間距離は+20mm、肩まわりの広さは前席で+35mm、後席で+20mm。コンパクトカーとは思えないほどの室内空間が、広がっている。

刷新されたのは、パワートレーンも同様だ。1.3Lガソリンエンジン、1.5Lガソリンエンジン、そして1.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドという3種類を用意。1.3Lエンジンはアトキンソンサイクル、VTEC、電動VTCなどを投入することにより、先代のハイブリッドモデルのJC08モード燃費26・4km/L(RS以外)に迫る26・0km/L(FF/CVT車)を達成。これに対して、上級志向の「15X」系やスポーティモデル「RS」に搭載される1.5Lエンジンは、燃費と同時に力強さを重視した味付け。先代の1.5L車と比較すると、12psのパワーアップ、3km/Lの燃費向上(「15X」系のFF比)を果たしている。

そして、なんといっても注目は、トヨタ・アクアをも上回る36・4km/Lという燃費を叩きだしたハイブリッドだろう。1モーター式というのは従来の「IMA」同様のコンセプトだが、「スポーツハイブリッドi-DCD」と名付けられた新システムに刷新。1.5Lエンジン、モーターを内蔵した7速DCT(デュアルクラッチ・トランスミッション)、リチウムイオンバッテリー内蔵IPUから成るこのハイブリッドシステムは、モーターのみのEV走行も可能で、減速時にはエンジンを切断して電力回生を高効率化。状況に応じて、EV走行、ハイブリッド走行、エンジン走行を自動で切り替えることにより、国内最高の燃費を達成した。また、“スポーツ”を謳うだけあって、高出力化されたモーター、ダイレクト感あふれるDCTの変速フィールを味わえるのも、大きな魅力だ。

ハイブリッドシステム同様に、安全面でも先進性が向上した。横滑り防止装置や、急ブレーキを後続車に知らせる「エマージェンシーストップシグナル」の全車標準装備化にはじまり、衝突被害軽減ブレーキやサイドカーテンエアバッグなどをオプション設定。特筆すべきは、この安全装備を充実させたセットオプションの価格が6万円に抑えられていることで、ホンダの良心が感じられるところだ。

そんな新型フィットに初めて触れたなら、多くの人がその上質さに驚くことだろう。助手席インパネミドル部に採用されたソフトパッド(一部グレードには設定なし)は、まるで革張りのような質感だし、ドアを開閉するだけで伝わってくるように、剛性感はグッと高められている。防音材や遮音材もふんだんに使われ、ダウンサイザーでも満足のいく静粛性を得た。そのうえで、より上質感を求める人には「15X」系を、スポーツ志向の人には6速MTも選べる「RS」を、そして脅威の燃費性能を味わいたい人には「ハイブリッド」が用意されているのだから、まさに盤石と言えるだろう。

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