MAGIC BOARD
THE MIXTAPE #2
TOKYO SNOWBOARDER
スノーボードウェアブランド「GreenClothing」を主宰する田口勝朗。
東京と雪山を30年往復し続けているスノーボーダー。80年代からそのスタンスはまったく変わっていない。混沌とした東京の渦の中で、環境の変化から滑らなくなっていく人をたくさん見てきたが、この人の背中を見ていると、街に暮らしながらもこの先ずっとプッシュしたスノーボーディングを続けていける。と確信できる。
谷川岳 ー挑む山ー
関東平野の最奥に聳える谷川岳は、スキー場の管理区域外へ足を踏み入れた瞬間、視界に飛び込む形相は一変する。吸い込まれるような斜度に切り立ったリッジ、尾根を越せばロックバンドもザラにある。その急激な景色のギャップが、安易に人を寄せ付けない要因だ。
秋に発売された映像作品『雪崩の山・谷川岳 -選んだ者と選ばれた日-』は、この山と真摯に対峙し続けるローカルたちの営みを、汗ばむほどの緊張感と共に編んだ良作だ。大斜面へ挑む滑り手と、その姿をありのままに捉える撮り手。褪せることない彼らの言葉から、関東随一の強面・谷川岳の雄姿とその魅力に歩みを寄せる。
DOCUMENTATION OF GUNMA
東京[TOWN]における群馬山間エリア[COUNTRY]の存在は大きい。関越道練馬インターから沼田まで125km、水上まで140km、オービスは2箇所、90分そこそこのドライブ。
この環境を活かすスノーボーダーとこの環境で生きるスノーボーダー、それぞれの言葉で綴る群馬のDOCUMENTATION