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中国のワナ 自動車産業月例報告10年分

2017.03.08
定価2200円 (本体価格2000円)

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中国のワナ 自動車産業月例報告10年分
全世界で自動車関連ビジネスの市場規模は700兆円を超える。日本のGDPに占める自動車産業の割合は約10%だ。本書は、Motor Fan illustratedに2006年11月から連載されている10年分コラムを元に大幅に加筆したうえで、現在の視点から「後日談」を加えたものである。自動運転、コネクテッド、CO2規制と自動車産業をめぐる環境の激変で将来がどうなるか? 自動車産業の激変の10年間を振り返るクロニクルであると同時に、自動車産業に関わるビジネスマンが未来予測を正確にするための資料にも最適だ。

『いまだに「日本はものづくり大国」であると過信している経営陣は多い。ものづくりのために自社でいくら投資しているのか、来年はいくらの投資を予定しているのかをきちんと把握すれば、早晩自社の優位が崩れるかもしれないという危機感を抱くことのほうが自然である。日本の製造現場はあまりにも現場の知恵と工夫に頼りすぎてきた。現場のスーパーマンたちがほぼ全員定年を迎えるまで、残された時間はあと5年ほどである。
 文部科学省の罪は計り知れない。国立大学から機械系の学科がどんどん消え、先端分野という名前だけに釣られて一部の分野を優遇し、「ネイチャー」のような海外メディアに論文が載った例ばかりを過大評価し、国内産業と学校教育の均衡を崩してしまった。ここにも目利きがいない。容易には復旧できない状態に陥っている。
 こうした背景と、おそらく2年以内に年間3000万台の自動車市場となる中国とを重ねていただきたい。本著が自動車産業を理解するうえでの小さな道標になれば、それ以上の喜びはない(まえがきより)』


●著者紹介
1958年東京生まれ。都立両国高校卒業。日本大学芸術学部放送学科卒業後、日刊自動車新聞社に勤務。その後、三栄書房『ニューモデルマガジンX』編集長を経て、フリーランス・ジャーナリストとして独立。自動車雑誌の他に音楽雑誌、経済誌などへも寄稿。中国の自動車雑誌にも連載コラムを持つ。豊富な取材経験を持ち、技術やものづくりへの造詣も深い。本書は、『モーターファン・イラストレーテッド』誌の連載『牧野茂雄のBIRD V IEW』をもとに、加筆・修正を大幅に加え、現在の視点から「後日談」を書き加えたものである。

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